Tea room
茶室 尚古軒 龍吟

1964年(昭和39年)に長年住まいした五条坂より現在の地「東山馬町」に転居しました。
その折、四代永誉香齋が茶陶をする以上は茶の湯を嗜まなければならないという思いで、茶席を作りました。
茶席は京数奇屋の大工の平井滋造棟梁の手によって建てられた、八畳の広間と四畳半台目の小間です。


茶室 尚古軒 龍吟

尚古軒

尚古軒
尚古軒

表千家十二代惺斎宗匠好みの松風楼写しの八畳の広間です。
一畳床に琵琶台が付いています。十三代即中斎宗匠より「尚古軒」の席名を頂戴しました。

龍吟

龍吟
龍吟

四畳半台目の小間です。四畳半に台目畳の点前座を付けました。
中柱を立て釣棚を設える台目構えにし、小間として使えるようにしました。
こちらも即中斎宗匠より「龍吟」の席名を頂戴しました。
1964年が辰年であった事がこの名前の所以です。
即中斎宗匠より「これからは小間もなるべく広い方がいい」というご助言を頂き、このような大きな小間となりました。

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